【剣盾S35 最終43位 レート1990】地上の星と空の凡骨

はるまきと申します。ポケモン剣盾シーズン35(禁止伝説・幻ポケモン6体使用可能、ダイマックスあり)で使用した構築を紹介します。

 

【結果】

TN ハルチ

最終43位 レート1990

 

【並び】

 

【構築経緯】

ポケモン剣盾最後のランクマッチのシーズンということで、今までの自分が得意だった戦術を振り返って、「火力が出せる攻めのサイクル構築」が1番使いたいと思い、構築を考えました。

今シーズンの環境は「電磁波」が多く飛び交っており、特に初手の起点作成ポケモングラードンディアルガなど)とルギアは非常に強力でした。

そこでそれらを対策できて、初手に投げやすい性能をしていると感じた『ラムの実ルナアーラ』から構築を組み始めました。

ルナアーラが「黒バドレックス」と「イベルタル」に対してガン不利をとってしまうので、これらをいなしてダイマックスターンを枯らせるような並びが必要だと感じ、『慎重HBホウオウ』と『HBジガルデ』を採用しました。

上記の3体と組み合わせて相性補完ができて、強い『ザシアン』を採用しました。

ホウオウとの組み合わせで幅広い範囲に対応できて、「どくどく」により受けポケモンにも強く出れる『CSどくどくムゲンダイナ』を採用しました。

最後の枠は最終日にもまだ定まっておらずかなり迷走しました。「カイオーガ」が重めだったことと、火力高めな「黒バドレックス」で崩壊することが度々あったことから、カイオーガに強くて「影うち」を覚える『チョッキギラティナ』を採用しました。

 

【コンセプト】

簡単に負けない。

 

【個体詳細】

ルナアーラ@ラムのみ

特性:ファントムガード 性格:臆病

実数値:223(84)-×-110(4)-181(188)-130(20)-158(+212)

技:シャドーレイ/雷/冷凍ビーム/瞑想

調整:S最速ランドロス抜き、H16n-1、なんとなく火力高め

 

特性により抜群技以外はなんでも耐えるので初手に出しやすいです。相手のディアルガグラードンが、アタッカー型であっても起点作成型であっても強く出れるのが優秀です。

シャドーレイに特性貫通効果があるため、体力満タンのルギアをシャドーレイ×2で確定で落とすことができて、簡単にルギアを処理できた場面がたくさんありました。

アタッカールナアーラがケアされずらく、瞑想を詰むことでいきなり全抜きし始める時もありました。

雷はカイオーガに対して最もアドがとれる技で、イベルタルバックにも一貫するのが強かったです。

 

ホウオウ@あつぞこブーツ

特性:さいせいりょく 性格:慎重

実数値:213(252)-150-141(244)-117(-)-191(+)-112(12)

技:聖なる炎/ブレイブバード/マジカルフレイム/自己再生

調整:HBザシアンのワイルドボルト耐え、S+2で黒バド抜き

 

黒バドレックスがいたらほぼ出します。物理特殊どちらも硬いので、アストラルビットとサイコショックどちらも受けきることができます。

イベルタルの攻撃もダイロック以外はなんでも耐えるので、イベルタルダイマックスにホウオウを合わせることで物理特殊の判別ができます。物理ならHBジガルデで詰めるルート、特殊ならホウオウを再生力で回復させてから切り返していくルートを組み立てました。

高耐久を持ちながら一致ダイジェットで素早さを上げられるのが優秀で、対戦の終盤でダイマックスして詰めていくのは本当に強力でした。

 

ジガルデ@たべのこし 

特性:スワームチェンジ 性格:腕白

実数値:(50%フォルム)213(236)-123(20)-182(+196)-×116(4)-122(52)

    (PFフォルム)321(236)-123(20)-182(+196)-×116(4)-112(52)

技:サウザンアロー/身代わり/とぐろを巻く/蛇睨み

調整:A+1ダイアースでH252B4振りザシアン確定1発、PFフォルム時 H16n+1、S麻痺した黒バド抜き

 

HBに厚く振ることで、物理アタッカーはガチで誰でも起点にできました。ダイマが終わった物理珠イベルタルに対して、PF時だとB上昇なしで身代わりが貼れるのはやばいです。

勝った対戦はジガルデで詰めきった対戦が多く、サイクルパーツになりながら1つの太い勝ち筋になれるのはやはり強かったです。

 

ザシアン@くちたけん 

特性:ふとうのけん 性格:意地っ張り

実数値:199(252)-209(+)-135-×-154(148)148-182(108)

技:巨獣斬/じゃれつく/サイコファング/剣の舞

調整:HD臆病カイオーガの潮吹き耐え、S遅いザシアン抜き(怪しい)

 

ホウオウジガルデがカイオーガに弱いため、ザシアンはカイオーガに突っ張れる型にしたいと思って調整はHDに厚くしました。素早さは準速マーシャドー抜きに留めてるザシアンが一定数いると思って182(準速マーシャドー抜き抜き抜き)になるまで振りましたが、それより速いザシアンも多くて悲しかったです。

コスパムゲンダイナが重くならないように、剣舞サイコファングで採用しました。

使わなくてもいいかなと思ったこともありましたが、いるだけで相手に与える影響が多々あるため、さすがに使った方が良かったです。

 

ムゲンダイナ@オボンのみ 

特性:プレッシャー 性格:控え目

実数値:216(4)-×-115-216(+252)-115-182(252)

技:ダイマックス砲/火炎放射/毒々/身代わり

調整:H身代わり2回でオボン発動、C特防に厚めなザシアンを火炎放射2発で落としたいため特化、S遅いザシアン抜き(怪しい)

 

オボンのみを持たせることによって、A特化ザシアンの巨獣斬+電光石火を耐えるため、遅いザシアンに堂々と突っ張ることができます。でもなんか最終盤になって速くて火力あるザシアンにいじめられて悲しかったです。最速に変えても良かったかもしれないです。

高い素早さからの身代わりで絡め手ケアができるので、初手にも出しやすいです。

C特化の火力の高さと毒々による受け崩しにより、ハマった時は1匹で相手のパーティー半壊させてました。

 

アナザーギラティナとつげきチョッキ 

特性:プレッシャー 性格:意地っ張り

実数値:255(236)-167(+252)-140-×-140-113(20)

技:ポルターガイスト/地震/ダブルウイング/影うち

調整:Sなんとなくちょっと振った、残りHA

 

最終日の深夜に、破れた世界から僕を救いに訪れました。

チョッキを持たせることで特殊方面は異常耐久ポケモンとなります。どれくらい硬いかというと、C+1黒バドレックスのアストラルビットを確定で耐えるし、珠じゃないカイオーガのダイアイスは半分入らないです。抜群なのに。マジで硬いです。

出し時は難しいですが、「カイオーガに対してサイクルできて、黒バドを影うちで縛れる」というのは唯一無二の性能だと思います。結構出しました。

火力は禁止伝説にしてはかなり残念ですが、ダイホロウのBダウンでゴリ押すこともできます。

ダイパ禁伝にまともな特性欲しい。

 

【感想】

剣盾で最終1桁を目指して頑張りましたが叶わず悔しいです。

スカーレットバイオレットでは必ず達成します!

剣盾楽しかったありがとう!!

ちなみに記事タイトルの「地上の星」は僕(みんなが憧れる「空」に到達してないけど輝く才能を持っている)のことで、「空の凡骨」はギラティナ(禁止伝説でありながら凡庸でみんなから忘れられた)のことです。わかると思うけど。

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